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七つの習慣

なぜ習慣化が重要なのか?

 そもそも、なぜ「習慣化」が人生を豊かにするために重要なのでしょうか。端的に言うと、私たちの人格は「習慣の総体」であるからです。日常的な行動の繰り返し(習慣)によって人格が形成される以上、習慣を変えることがあなたの人格を変え、人生を変えることにつながるというのは理にかなっています。

 では、具体的にどのような習慣を身につければよいのでしょうか。

第1の習慣「主体的である」

 「主体的である」というのは「自分の人生の責任を引き受ける」ということです。私たちの行動は周りの状況によって決まるものではなく、自分自身の決定と選択によって決まるものです。

 私たちは、自分の身に起こったことで傷ついていると思っている。しかし実際には、その出来事を受け入れ、容認する選択をしたことによって傷ついているのだ。

 つまり、何が起ころうとそれが自分に与える影響やそれに対する反応は、すべて自分自身の中で選択することができるということです。この点を自覚し、状況や条件づけのせいにすることなく、自分の行動に責任を持ち続けることが第1の習慣となります。

第2の習慣「終わりを思い描くことから始める」

 文字通り、死んだときのこと、つまり自分の葬儀の場面を思い描き、その時周りからどのような人物だったと見て欲しいのか、どんな貢献や功績を憶えておいて欲しいのか、その場にいる人たちの人生にどんな影響を及ぼしたかったのかについて、真剣に考えるというものです。

 葬儀で述べてもらいたい弔辞=あなたの「成功の定義」になると著者は言います。

 自分にとって本当に大切なものを知り、それを頭の中に植えつけ、そのイメージどおりになるように日々生活していれば、私たちの人生はまるで違ったものになるはずだ。

第3の習慣「最優先事項を優先する」

 第3の習慣は、第1と第2の習慣で身につけたことが元になります。すなわち、主体的に動くことができ、終わりから思い描くことで得た明確な方向感覚と価値観があってこそ、「最優先事項を優先」できるようになります。

 最優先事項とは「緊急ではないが重要な活動」で、あなたのミッション、価値観、優先度の高い目標の実現につながるものを指します。

 私たちは、緊急の用事には受動的に反応(react)する。だが、緊急ではないが重要なことをするには、率先力と主体性が要る。機会をとらえたり、物事を実現させたりするには、能動的に動く(act)ことが必要なのだ。

 第1〜第3の習慣までは、個人の自制がテーマとなっており、他者への「依存状態」から自立して「私的成功」をもたらすための習慣です。しかし、当然ながら他者との関わり合いなしに「公的成功」を得ることはできません。他者と協力してこそ、自分一人で出す最高の結果をはるかに上回る結果を出せます。このときに必要なのが「相互依存状態」であり、本書では「依存状態」と明確に区別しています。

 依存状態にある人は、望む結果を得るために他者に頼らなくてはならない。自立状態にある人は、自分の力で望む結果を得られる。相互依存状態にある人は、自分の努力と他者の努力を合わせて、最大限の成功を手にする。

 真に自立し「私的成功」を達した人間になれば、効果的な相互依存の土台ができます。この土台の上に、チームワーク、協力、コミュニケーションといった「公的成功」を築いていくのが第4〜第6の習慣です。

 

第4の習慣「Win-Winを考える」

 Win- Winは、「すべての人間関係において、必ずお互いの利益になる結果を見つけようとする考え方と姿勢である」と定義されています。

 人生を競争の場ではなく協力の場ととらえて、何かを決めるときも、問題を解決するときも、お互いの利益になり、お互いに満足できる結果を目指します。

 Win-Winの根本には、全員が満足できる方法は十分にあるという考え方がある。誰かが勝者になったからといって、そのために他者が犠牲になって敗者になる必要などない、全員が勝者になれると考えるのである。

第5の習慣「まず理解に徹し、そして理解される」

 私たちはしばしば、問題をきちんと理解せずに解決しようとします。誰かに相談されたときも、相手を理解したり、共感しようとすることなく、自分の正しいと思う考えを伝えるだけの、いわば「診断せずに処方箋を出す」ようなまねをしているのです。

 第5の習慣では、「まず理解に徹する」ために、共感による傾聴を勧めています。これは、相手の身になって聴くことであり、相手を理解しよう、本当に理解したいという気持ちで聴くことです。

 共感とは、相手の視点に立ってみることである。相手の目で物事を眺め、相手の見ている世界を見ることである。それによって、相手のパラダイム、相手の気持ちを理解することである。

第6の習慣「シナジーを創り出す」

 ここまで学んできた習慣を総動員し、最高のシナジーを創り出すことが第6の習慣です。

 シナジーとは、簡単に言うと「全体の合計は個々の部分の総和よりも大きくなる」ということです。1+1が3にもそれ以上にもなることで、奇跡としか言いようのない結果に到達できると著者は言います。

 他者とのコミュニケーションが相乗効果的に展開すると、頭と心が開放されて新しい可能性や選択肢を受け入れ、自分のほうからも新しい自由な発想が出てくるようになる。

第7の習慣「刃を研ぐ」

 第7の習慣は「刃を研ぐ時間をとること」で、これは第1〜第6までの習慣を取り囲む位置にあります。

 「刃」とは、人間を形成する四つの側面(肉体、精神、知性、社会・情緒)のことで、これら全てを日頃から鍛え、バランスを考えて磨いていくことで、すべての習慣が実現しやすくなると言います。

 自分という道具に投資することが「刃を研ぐ」習慣なのである。自分自身を道具にして成果を出し、効果的な人生を生きるためには、定期的に四つの側面すべての刃を研ぐ時間を作らなければならない。